歴史文化研究所とは
観光都市化する小樽に貢献するために、2004(平成16)年11月設立の特定非営利活動法人歴史文化研究所(以下:歴文研)は設立されました。観光産業は文化と経済の融合であること、また小樽観光の特徴は歴史的建造物再利用が牽引していることから、小樽の歴史背景および歴史的建造物の調査・研究を行い、「歴史を未来の資源とする」指針を実践しています。
読破であなたも小樽博士!小樽の歴史と文化を網羅したデータベース。
『小樽の着地型観光商品づくりのための素材集』
- 日本遺産
- (国が認定した文化観光資源)
- 日本遺産・炭鉄港構成文化財リストと概要
- 産業遺産
- (歴史的な産業が残した文化)
- 歴史的建造物
- 小樽運河
- 手宮線
- 銀行街
- 石蔵
- 鰊文化
- 運動遺産
- (目に見えない運動の継承)
- 小樽人気質
- 小樽運河保存運動
- まちづくり運動
- 建物遺産
- (再生された歴史的建造物)
- 景観遺産
- (心に残る各時代の八景)
- 生活遺産
- (市場の味を伝える市民の舌)
- 映像遺産
- (映画・ドラマのロケ地)
- コラム
各コーナーには小樽の豆知識を集めたコラムを掲載しています。
- ※ このデータは発行者であるNPO法人OBM様の許可を得て掲載しています。
- ※ 仕様はA4判、114P、オールカラーのPDFデータで63.4MBの容量があります。
- ※ プリントアウトは自由ですが、閲覧するには時間を要します。
沿革(実績)
後志鰊街道実行委員会より『後志鰊街道』調査執筆
北海道中小企業家同友会 しりべし・小樽支部より『小樽草子』監修
北海道映像記録株式会社より『小樽まちなみの記憶』DVD監修
小樽市教育委員会より「手宮洞窟保存館」管理運営受託
小樽観光大学校より『おたる案内人』公式テキストブック制作受託
旧日本郵船株式会社小樽支店100周年実行委員会より「旧日本郵船株式会社小樽支店」100周年記念事業受託
湖西ソウル専門学校研修受け入れ
龍徳寺より『龍徳寺創建150周年記念誌』調査執筆受託
なるとより『なると手探り一代記』執筆受託
小樽商科大学シニアアカデミー講師受託
おたる政寿司より75周年記念誌『小樽歴史物語』監修受託
NPO法人小樽民家再生プロジェクトより「小樽歴史的建造物再利用」調査パネル制作、『小樽移住・起業支援ハンドブック』執筆受託
小樽市都市景観大賞(景観教育・普及啓発部門)「おたる案内人」ジュニア教育プログラム優秀賞受賞
小樽市より「小樽の歴史資源の観光資源化業務」JTBとJVにて調査受託
北海道印刷工業組合小樽支部より『組合創立110年背水の陣』調査執筆受託
小樽の仕立屋盛衰史
小樽志民 運河保存運動の市民力
組合創立110年背水の陣
組織
代表理事:
高野宏康(小樽商科大学グローカル戦略推進センター地域経済研究部学術研究員)
副代表理事:石井伸和(株式会社石井印刷代表取締役会長)
総務部長:美濃進(株式会社石井印刷営業部長)
監事:大渕勝敏(大渕労務管理事務所所長)
理事:渋谷憲三(株式会社渋谷建設代表取締役)、浜田剛臣(スタジオフォトス代表)
正会員:
西條文雪(株式会社西條産業代表取締役)、遠藤友紀雄(株式会社丸い遠藤商店代表取締役)
顧問:山田家正(小樽商科大学名誉教授)・山岸康治(元小樽市教育委員会部長)
2023年3月現在
協力団体:小樽市総合博物館、小樽市立文学館、市立小樽美術館、市立小樽図書館、小樽商科大学
協力者:
駒木定正:北海道職業能力開発大学校特別顧問
浅野敏昭:余市町水産博物館館長
竹内勝治:小樽市総合博物館特別研究員
塚田敏信:まち文化研究所 主宰
データベース・プロジェクト
データーベース制作の主旨
〜契機〜
平成12(2000)年2月に『小樽市史第10巻』が発行されて以来、『第11巻』は誕生していません。市史の記録が途切れるのは、歴史に敬意を持つ小樽市民として残念な思いが基本にあります。
一方で平成31(2019)年3月に『小樽市歴史文化基本構想』が編まれたことは、小樽の歴史文化の基本に位置づけられるバイブルといえ、多くの市民から高い評価が聞こえています。
つまり、小樽市歴史文化基本構想のようにしっかりしたものを発行していることを基本に位置づけ、小樽市の文化行政への問題意識が芽生え、以下の提案に至りました。
〜理念〜
『小樽市史』は小樽市総務部所管で、小樽市行政が直接関係した事象の編集です。『小樽市歴史文化基本構想』は小樽市教育委員会所管で、小樽市の公共施設はもちろん市井の様々な文化に言及しています。『小樽市史』に関しては高額な経費をかけていながら、小樽市民や小樽の歴史に興味を持つ人々からすると、行政に偏っていることは否めません。
日本の多くの歴史書は「記紀」はじめ、編者方の政治的意図があるといわれますが、そろそろ広く人々に寄与する歴史記述が必要な時代と考えています。
「契機」で述べた問題意識を持ち、「理念」で思い直すと、『小樽市歴史文化基本構想』のようなしっかりした編集方針を持ち、官民協働の視点での編まれる『市史』こそが、他の自治体がどうあれ、これからの『小樽市史』のありようではないかと思います。
〜手法〜
時代の趨勢は「情報のデジタル化」にあります。
いわゆるペーパーレスで、個人情報は別として、再利用できることは時代の恩恵です。
ところがこれまでの『小樽市史』はもとより、多くの自治体の『市史』『町史』『村史』は厚く上製本で持ち運ぶのは困難、しかも内容が「行政視点」であるため、持ち運ぶ機会さえなかったといえます。
つまりこれまでの『市史』は公的機関や研究者にしか利用されてこなかった事実があります。
だから『小樽市史第11巻』が中途半端になり続けているのではないでしょうか。
そこで「起の段」での問題意識は、「官民協働」の理念で、「デジタル情報」の手法という志向に到達します。
〜百科〜
小樽の歴史はこれからの小樽にとって欠かせない知的財産です。
小樽の基幹産業である観光は歴史に支えられていること、小樽の様々な歴史セミナーでは常に満員の人気があることから思えば、他の地域は別としても、小樽にとって歴史は経済と文化を活性化させる基本と位置づけていいと考えています。
つまり行政視点『市史』を官民協働視点『市史』で編み、デジタル化してクラウドに揚げる手法により、パソコンやスマホから誰もがアクセスできるデータベースとして、クラウド・データベース『小樽歴史百科』をご提案申し上げます。
簡単に例えるとネットの<wikipedia>の小樽版ですが、信用のない他者が書き込めるものではありません。
企画
- 『小樽市史全10巻』
- 『小樽歴史年表』(著作権使用のイニシャル経費要)
- 月刊『小樽學』(著作権使用のイニシャル経費要)
- 『小樽志民〜運河保存運動の市民力』(著作権使用のイニシャル経費要)
- 『小樽運河保存の運動』(著作権使用のイニシャル経費要)
- その他博物館・図書館所蔵の文献や資料(著作権の有無あり)
- 市内企業・団体の記念誌(著作権使用の了解要)
- 小樽に関する自費出版物(著作権使用の了解要)
- まちづくり団体等の記録
- その他(市内掲示板、新聞の小樽版など検討要)
〜業務委託〜
たとえば「旧寿原邸ってなに?」との疑問に対し、ユーザーが「クラウドデータベース小樽歴史百科」にアクセスして「寿原」を検索した場合、『小樽市史全10巻』『小樽歴史年表』『小樽學』その他博物館・図書館所蔵の文献や資料などに記述された「寿原」関連の情報が出典と共に提示され、また「旧寿原邸」と命名された新聞やNPO法人小樽民家再生プロジェクトなどのまちづくり団体の活動記録が出典と共に提示されます。
また提示されたコンテンツの中にも<wikipedia>の青字に該当するように、そこをクリックすると別検索に飛ぶことも可能にします。
また人物名、会社名、事象名、地域名、年代などからの検索も可能とします。
このように自宅や職場から正しい小樽の歴史を知ることが可能となり、正しい歴史を活用したまちづくりや起業を先駆けて興す土壌になるのではないでしょうか。
月刊 小樽学(おたるがく)
『小樽學』とは、2009年4月創刊以来2021年1月には通算152号を迎えています。
A5判56P前後で、表紙カラー、本文白黒、毎月10日発行です。
「歴史は未来の資源」を信条とし、小樽人であってもなくても「地域と共に生きる」新たなライフスタイルを提案し、小樽の歴史・文化・経済を対象に様々な企画を連載しています。
<協賛のお願い>
本誌『小樽學』は広告を掲載しない「お堅い冊子」のため、発行部数を増やすには長い時間が必要です。したがって多くの企業や団体のご支援が必要です。
つまり毎月複数冊を定期購入していただく方法を以て、具体的なご支援とさせていただいています。社員への福利厚生として社内配布される事例が多数です。
20冊/月→6,000円
30冊/月→9,000円
50冊/月→15,000円
80冊/月→24,000円
<上記税込み金額です>
- 毎月、配達および発送時に請求書を同封しますので、毎月のお支払い日にお振り込みいただきますようお願い申し上げます。
- 協賛の皆様が小樽市内の場合は毎号巻末に紹介させていただいています。
<定期購読のお願い>
本誌『小樽學』は書店等での販売はしていません。
したがって「定期購読」という形で皆様に毎月郵送させていただいています。
小樽ファンや小樽の歴史や観光にご興味のある方々の定期購読をお願いします。
小樽歴史年表 通信販売について
支援募集
発足当時、小樽の歴史背景および歴史的建造物の調査・研究を行い、「歴史を未来の資源とする」指針を抱き、
10年目で、小樽の知的財産をクラウドに掲げる夢が育まれました。
その過程で様々な地域貢献を達成し、小樽の公共機関はじめ小樽ファンや小樽の歴史ファンから厚い信頼を培ってきました。
今後もたゆまず歴史調査とその浸透に向けて努力してまいりますので、
「ふるさと納税」のようなお気持ちでご支援をお願い申し上げます。
お問い合わせ
Mail:ipi-ishii@par.odn.ne.jp
Tel 090-3156-8484(副代表理事:石井伸和)
出前講座
2004(平成16)年設立のNPO法人歴史文化研究所(歴文研)では、これまで小樽史調査、小樽観光資源調査、小樽まちづくり調査の傍ら、小樽観光大学校の提案と講義等の実務、小樽市教育旅行誘致促進実行委員会の商品開発、
国土交通省の歴史的建造物の住宅利用促進検討調査、小樽市の祝津観光資源調査、歴史的資源の観光資源化業務、小樽市商店街振興組合連合会の小樽商店街歴史本制作、そして企業や寺院の記念誌、月刊『小樽學』発行などを手掛けて参りました。
歴文研の設立主旨は「地域の歴史は未来の資源」と確信し、「地域の自立」に向けた様々な提案を行っていますが、是非とも貴社、貴団体におかれましても、歴文研が蓄積した資料提供によって、共に学びながらご協議いただき、目的達成の一助として当出前講座をご利用いただければ幸と存じます。
- ・小樽概略史
- ・北前船と商人
- ・鉄道と鰊
- ・運河と観光
- ・歴史的建造物再生とまちづくり
- ・小樽の観光ビジョン
時間:基本的に一科目90~120分
休憩:ご希望に添います
曜日:無制限ですが先約によります
※基本的に1回につき1カリキュラムを原則としていますが、受講される側のカスタマイズは、お気軽にご相談ください。
たとえば、これまでの事例で「小学生にもわかる内容で」「金融機関に相応しい内容で」「受講者が韓国人で通訳要」などのご要望に応じて柔軟に対応しています。
テキストブックやレジメに沿って講座を進行、もしくはプロジェクター、パソコン、スクリーン、ポインター等の機材使用も行います。
黒板もしくはホワイトボードのご用意をお願いします。
石井伸和
小樽水産高等学校主催「勉強の面白さ」
韓国湖西専門学校観光科「まちづくり観光」(2009)
韓国観光ツアー会社主催「小樽観光とまちづくり」(2010、2011)
小樽商科大学ビジネス創造センター主催「小樽観光と北運河」
NPO法人OBM主催「小樽観光ビジョン」
- 特定非営利活動法人歴史文化研究所
- 住所:〒047-0028 小樽市相生町8番13号
- tel:0134-32-8818
- fax:0134-33-8281
- mail:ipimino@lucky.odn.ne.jp(美濃)
ipi-ishii@par.odn.ne.jp(石井) - 携帯:090-9516-4566(美濃)
080-3156-8484(石井)